2010年1月16日土曜日

モノとオモイデ



将来、是非とも手に入れたい時計、グランドセイコー。
その盤面の美しさ、秒針のスムースな動き、
ちょっと重たい質感・・・など、私を虜にしてくれます。
さらに、2世代、3世代と使えるように、
職人さんたちが一つ一つ丁寧に作り上げている。
なんて物語まで付いています。

実は、写真の時計は、
東京でお世話になっているボスのものです。
この間、飲んだときに実際に手にとって見せてもらい、
そこで、物語を聴くことができました。
そのお話は本当に涙が出ます。
問題は私のライティング能力・・・。


亡くなったお父さんが使っていた時計を、
長男であるボスがもらったそうです。
しばらくして、セイコーに持っていったら、
ボスの生まれた年に作られたものだとか。

家に帰り、お母さんに聞いてみると、
ボスが生まれたときに、お父さんが買いに行ったそうです。
あらためて赤ちゃんの頃の写真を見てみると、
赤ちゃん(ボス)を抱っこしているお父さんの腕にはその時計が。

うるっときちゃいますよ。この話しを聞いたら。ホント。

他にも大学入学の時にお姉さんに買ってもらった財布を、
20年たった今もまだ使っているという話しも聞きました。

多分、こういう人のモノには魂が宿って、
その人から離れることは無いんだろうなぁと思いました。
単純にモノを大切にするのではなく、
想い出も一緒に大切にしておけるというのが、かっこいいと思います。


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